小野隆儀説明書。



 以下、製造元筑波学園都市、輸入元水戸ホーリーホックのガソプラサッカー選手、タカヨシ・オノの説明書となります。

一、基本的に走りません。走らなくてもそのうち、特にあまりの動かなさに観客がぶち切れ始めた頃にひょっこり点を取ります。ご注意ください。

二、密かに長身ですが、ヘッドには期待しないでください。精度が悪いとかそういう以前に嫌いなようです。別にヘッドしたところで乱れるような髪型な訳でも無いのですが。

三、ポストプレーなどもってのほか
です。

四、トラップミスというより、常にトラップが自然にワンツーパスという感がしますが、ゴール前でトラップミスをしたらキーパーが目の前から消えていたというような事もありましたので、ご注意ください。

五、かといって舐めてかかっていると、いきなりセンターサークル内からキックオフシュートを枠ギリギリに飛ばしてコーナーを奪取する事もあります。ご注意ください。

六、なぜかFWの位置ではなく、中盤の無意味な所でただ突っ立ていますが、何故か点は取ります

七、中盤に下がっていても守備という概念も殆どありません。観客はぶち切れないように気をつけてください。そのうち点は取ります

八、点を取るからといって、マンマークをつけようなどとお考えになるかもしれませんが、上記のような理由により全く無意味です。何よりマンマークをしている選手が途中で飽きそうだと思われますのでご注意ください。

九、よく味方の選手に指示を出しているのが見受けられますが。自らは司令と化しているだけです。特にカウンターだという時に足以外のところが盛んに動くという傾向が見られます。ぶち切れないようにご注意ください。

九・五、要は彼にとってカウンターとは、両手をいっぱい動かして味方に指示を出すことです。お間違いの無いようご注意ください。

十、たまに何が起こったのかと思うくらいものすごい運動量で動き回る事がありますが、そういうときに限って点は取りません。ご注意ください。

十一、どうしてもぶち切れそうになったときは、野次ってあげたりすると点を取る確率が増えます。多分。

十二、基本的には聖人の如く広い心で彼を見ている事をお勧めします。例えば彼は我々凡人には理解できない選手だと思ってみるのもひとつの手です。身が持ちません。ただ、時おり本当にそういう選手かもしれないかと思えるようになってきたら立派な重症です。

十三、1日1芸をモットーとしています。よってPK以外で得点した場合はその場にて、即選手交代を行うことをお勧めします。

十四、1芸がバーに当たってそのまま終わりということも御座います。ご注意ください。

十五、また上記の通り、走るのも1芸のひとつとなります。ご注意ください。

十六、スローインを趣味としております。特に相手ゴール前のスローインを好みます。そんな事してないでゴール前に行けとか言っても無駄ですのであきらめてください

十七、また、スローインが趣味ですが、別にスローインがすごいわけでも何でもありません。ご注意ください。

以上。(ヘッドがクビツァなバロン+ベンチーニョ)÷3のような気がしないでもないタカヨシ・オノの説明を終了させていただきます。最早なんのこっちゃ分かりません



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